JGTOのQT(クオリファイトーナメント)制度について解説

JGTOQT

公式LINEでも触れましたが、今週開催されている「関西オープン」から石川遼選手の弟「航君」が主催者推薦でツアーデビューをしています。

え!?確かこの前までアマチュアじゃなかった?

そうです、昨年まではそうでしたがQT(クオリファイトーナメント)でサードステージまでコマを進め、その後プロに転向していました。

「あれ!?QTってファイナルステージまであったような?」

そうです、ファイナルステージまであります!
その疑問は下記で回収します。

目次

▼ツアーってどうやって出場するの?

多くの方が知っているようで知らない、ツアーに出るにはどうしたらいいのか?を解説していきたいと思います。

基本的にはQT(クオリファイトーナメント)に出場し、その上位選手が来季の出場権を得れるというものです。

ツアーに出るためのステップ

まずはQTの流れだけザっと書いてみます。

  1. ファーストステージ 約1,050名の選手が出場
  2. セカンドステージ 約480名の選手が出場
  3. サードステージ 約270名の選手が出場
  4. ファイナルステージ 約90名の選手が出場

言葉で何となくイメージは掴めると思います。
ファーストステージから勝ち上がっていき、ファイナルまで進むことにより出場出来るんだなぁと。

ちょっと待ってください!
大方あっているんですが、実は少し違っています。

実はQTはあくまでも、

ツアー出場の優先順位を決める

ことが目的です。
あくまでも優先順位であり出場が確定するわけではありません。
※トップ通過者のみ1年間のシードが与えられます。

ということは、QTに出場した選手(ファーストステージで敗退した選手も含む)全てに順位を決め、その優先順位の高いものからツアーに出場できるという感じです。
大体ですが、20位前後の選手が次年度の前半戦の多くのトーナメントに出場することが出来ます。
その後はリランキングと言って前半戦の成績を鑑みてランキングを修正し、後半戦の出場者を決めます。

では、冒頭の石川航選手の話しを回収してみましょう。
航君はサードステージで敗退しましたが、QTはあくまでも順位付けの為のトーナメントなので、航君にも出場資格順位が与えられています。
サードステージに勝ち進んだ選手の総数が約270名いるので、航君も少なくとも270位以内に順位付けされているということになります。
※調べてみました⇒255位でした
https://www.jgto-qt.jp/pdf/2021_qtrank.pdf

そもそもQTは誰でも受けられるの?

基本的にはゴルフ選手になろうと何かに携わっていれば出ることが出来ると思ってもらってよいです。
せっかくなので出場資格をJGTOのページより抜粋したいと思います。

JGTO QT出場資格より「https://www.jgto-qt.jp/first_qt.html
  1. 2019年度のファーストクォリファイングトーナメント、セカンドクォリファイングトーナメント又は サードクォリファイングトーナメントに出場した者
  2. 1999~2020年度クォリファイングトーナメントに出場した者
  3. アマチュア資格を放棄した者
  4. 日本ゴルフ協会ハンディキャップ3.0以内の者及びUSGAか各国ゴルフ協会採用のハンディキャップシステムに基づく ハンディキャップ3.0以内の者(ハンディキャップを証明する書類を提出)
  5. 日本国内の高校ゴルフ部在籍経験者(学校が認めた部活動に3年間在籍)、又は大学ゴルフ部在籍経験者(全日本学生ゴルフ連盟に4年間在籍)で、所属責任者の署名捺印を受けた者
  6. その他上記以外でJGTOが承認した者

「3.アマチュア資格を放棄した者」でも分かるように、基本的には”誰でも”出ることが出来ます。

ただ、その費用(エントリーフィー)は発生し、その金額は「220,000円(税込)」です。
腕に覚えのある方は挑戦してみては!?!?!?

まとめ

ツアーに出るための流れを解説してみました。
もっと詳しく知りたい!という方はJGTOのホームページをご覧ください。

https://www.jgto.org/content/qt/outline/

ではまた!

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